日記/2008-5
<< | 2008-5 | >> | ||||
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
2008-5-26
WINS新横浜
2008/05/23(金)撮影
一部地元住民の反対運動や、横浜市の馬券税騒動などで開業が大幅に遅れていた(こちらの写真によると当初の工事完了予定は平成16年2月末日)WINS新横浜がほぼ完成。いよいよ2008/06/21にオープンする。
JRAのウェブサイトの紹介ページはこちら。JRAのページにある完成予想図と上の写真とが全然違うが、完成予想図の方は建物の表側、上の写真は裏側ということ。下の地図でいうと、細い道に面した側(新横浜ラーメン博物館のはす向かい)が表、駅前通である広い道に面した側が裏、ということになる。なんだか逆のような気もするが、細い道に面した方が間口が広くとれたので、こうなったのだろう。
表側はまだ周辺歩道などの工事中で、残念ながら写真は撮れなかった。
こちらのページで(新横浜にかぎらず)WINSの新規開設の是非について論じられているが、たしかに売り上げのことだけを考えると、いまさらWINSを新設してもなあ、という感じはある。今はPATもあるし。かく言う私も、以前は馬券を買いに桜木町のWINSまでよく出向いたものだが、今はPATで済ませてしまっている。
しかし、WINSのあの独特の雰囲気も嫌いではない。どことなくうらぶれすさんだ、でも鉄火場の熱気や緊張感もみなぎっている、あの柄の悪い感じ。いいですなあ。
上でもリンクしたこちらのページの情報によると、今後このあたりには、新たにWINSの立体駐車場とラーメン博物館のビルとが互いの隣に建設され、両者のビルがモザイク状に林立する、WINSとラーメン博物館が渾然一体と化す不思議ゾーンが現出するものと思われる。
ま、どちらの施設に訪れる人もそんなに柄のいい方じゃないと思われるので、あんまり問題ないんじゃないでしょうか。
2008-5-25
DeletePage プラグイン
つまんないプラグインですが……。
FreeStyleWikiのWikiメニュー(ページの最上部に表示されている「トップ 一覧 ソース……」の部分のこと)に、ページ削除のための「削除」を追加します。
インストール
- 以下のファイルをダウンロードし、plugin/core以下にコピーする。
- DeletePage.pm(402)
- plugin/core/Install.pmに以下の3行を追加する。
$wiki->add_menu("削除" ,"",994,1); $wiki->add_handler("DELETE_PAGE","plugin::core::DeletePage"); $wiki->add_hook("show","plugin::core::DeletePage");
使い方
- Wikiメニューの「削除」をクリックすると、そのページを削除してもよいかどうか、確認画面が表示されます。
- 確認画面で「戻る」ボタンをクリックすると、ページは削除されず、元のページの表示に戻ります。
- 確認画面で「削除」ボタンをクリックすると、そのページは削除されることになります。
補足
- ページの削除のやり方がわからないという問い合わせがたびたびあるため作成しました。
- 誤操作が怖かったので、ワンクリックでいきなり削除されるのではなく、ワンクッションおくようにしました。
- というか、ワンクッションの画面だけ作りました。
2008-5-17
「拷問者の影」のカバー
ジーン・ウルフの名作シリーズ「新しい太陽の書」が二十数年ぶりに新装されている。新装版は4月から順次刊行され、2008/04/23に第一巻「拷問者の影」が出たところ。
旧版のカバーイラストが天野喜孝なのに対し、新版は小畑健。「DEATH NOTE」や「ヒカルの碁」で知られる小畑だが、昨年集英社文庫「人間失格」のカバーを手がけ、話題になった。
さて「拷問者の影」だが、新装にともない他にもいくつか変更点が。
- 本文活字の大型化
- それにともなうページ数の増加(430→478)
- 訳者岡部宏之のあとがきがなくなり、代わりに柳下毅一郎の解説が追加
- 青背が黒背(書名金文字)に
ハヤカワ文庫SFなのに青背じゃない、というのも最近はかなりたくさんある。ムアコックの新装版だとかジョージ R.R.マーティンの諸作だとか。
「ケルベロス第五の首」や「デス博士の島その他の物語」で人気を得たところで、満を持しての新装という流れは、アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」も同じ(「ゴーレム100」「願い星、叶い星」、生頼範義→寺田克也)。こちらでカバーの比較を行っている。
この流れでいくと、次はスタージョンの「人間以上」か?と思ったが、Amazonのカスタマー画像を見ると、すでに少なくとも一度はカバーの変更が行われている模様。私の記憶にあるのはこれなのだが、こんな画像が登録されているので。
いずれの場合も旧カバーの方を好ましく思うのは、おっさんのノスタルジーなんでしょうなあ。
2008-5-10
目黒考二のペンネーム
北上次郎と大森望の対談集「読むのが怖い!帰ってきた書評漫才〜激闘編」の189ページ注釈4に、以下のようにあります。
目黒考二(本の雑誌社顧問)は北上次郎(文芸評論家)の別名。 目黒考二は本の雑誌社の設立メンバーでその経緯は「風雲録」&「血風録」などに詳しい。 ちなみに北上氏はもうひとつの名=藤代三郎(競馬評論家)としても活躍している。
あれ?他のペンネームは?と思いググってみると、Wikipediaに以下のような記載が。
著書も多く、初めはジャンルごとに違うペンネームを使っていた。 群 一郎(むれ いちろう) 北上 次郎(きたがみ じろう) 藤代 三郎(ふじしろ さぶろう) など。私小説の目黒考二とミステリー文学評論家の北上次郎、競馬評論家の藤代三郎が主に使われ、 自分でも収拾がつかなくなったため他ペンネームはほぼ使われていない。 そのうち群一郎は、群ようこの作家デビューに伴い、寄贈された。
「他ペンネームはほぼ使われていない」ってことはないでしょう!
ミデアム出版の「おとなの競馬学」という雑誌に、「鈍色のこころ」という、麻雀と競馬に明け暮れる中年男の哀愁を淡々と描いた小説が連載されていますが、この作者「館六郎」は、その文体から、目黒考二その人ではないかと前々から睨んでいました。
この「鈍色のこころ」、もともとは「別冊近代麻雀」(漫画雑誌ではなく活字雑誌の方)で連載されていたのですが、その休刊にともなって「おとなの競馬学」に連載が引き継がれたもの。ウェイバックマシンにその「別冊近代麻雀」の目次を紹介したページ(文字のエンコードはシフトJISで)を発見したのですが、そこには「鈍色のこころ」藤代三郎の文字が!
これで、館六郎(=藤代三郎)=目黒考二であることがはっきりしました。
また、「おとなの競馬学」には、北上次郎が競馬が登場する小説に関するコラムを、藤代三郎が達人の馬券術を紹介するルポを、それぞれ連載しており、なんと執筆陣10名中3名が目黒考二(の別名)というすごいことになっています。
さらには、「おとなの競馬学」の創刊号から2006年3月刊の16号までは、藤代三郎は競馬場の指定席にまつわるコラムを持っており、馬券術のルポは「榊吾郎」が担当していました。この「榊吾郎」も、ほぼ同じ内容の連載が藤代三郎に引き継がれていることからも、文体からも、目黒考二の別名であることは間違いありません。するとこのころは執筆陣11名中4名が目黒考二という、今以上の目黒考二率だったことになります。
だからこそ、同じ名前が並ぶのを嫌って、普段あまり使わないペンネームも動員しているのでしょう。
確かに北上次郎や藤代三郎ほどの活躍はしていませんが、榊吾郎や館六郎もこうしてがんばってるということで。
群一郎、北上次郎、藤代三郎ときて、榊吾郎、館六郎とくると、四郎が気になるのが人情というもの。
「戒厳令下のチンチロリン」の文庫解説で亀和田武が、目黒考二のマニアックなこだわりとして、エッチな話を書くときは群一郎、冒険小説のことを書くときは北上次郎、競馬のことを書くときは藤代三郎……と、書く内容に応じてペンネームの数字を変えていくという逸話を披露していた(もうエッチな話は書かないからという理由で群一郎を群ようこにゆずったはず)のですが、本が手元になく、細かいことが確認できません。九郎まで考えてあったというペンネームのすべてが記されていたわけではなかったと思うのですが、確かそこには、ナントカ四郎という名前も書いてあったような気が……。
しかし、まあ、こういうのは、「戒厳令下のチンチロリン」の主人公が有馬記念のグリーングラスの勝ち方を確認しないのと同様、わからないままにしておくというのも風情があっていいのかも。
2008-5-5
ガイキングのツワブキ・サンシロー
懐かしさのあまりついつい買ってしまうリボルテックのフィギュアだが、このガイキングは平成にはいってからのリメイク版であるとのこと。でもそんなこと全く気にせず買ってしまった。というかリメイクされていることさえ知らなかった(ま、確かに右の変な色の奴は見たことなかったけど)。
私にとって、ガイキングの操縦者といえば、元プロ野球選手のツワブキ・サンシロー。
子供心に「ツワブキ・サンシローって漢字でどう書くんだろう」「そもそもツワブキって何?」と疑問に思ったものだが、まめに辞書を引くような勤勉な子供ではなかった私は、その疑問をはらすことなく大人になってしまった。
今やこんなことは、わざわざ辞書を引く手間をかけなくても、グーグル先生に聞けばすぐに教えてもらえる。
検索結果のトップに表示されるWikipediaによると、
ツワブキ(石蕗、艶蕗、学名Farfugium japonicum、シノニムFarfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea )とはキク科ツワブキ属の多年草。 イシブキ、ツワともいう。ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、 つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられている。
とのこと。なるほど。なかなかかわいらしい花です。
すると、ツワブキ・サンシローを漢字で書くと 石蕗三四郎 もしくは 艶蕗三四郎 ということになりますか。
なんだかイマイチな感じ。もしかしたら、字面はイマイチだけど言葉の響きはいいので「ツワブキ・サンシロー」というカタカナ表記にしたのかもしれない。
でも、これまたWikipediaの記載によると、他の登場人物もカタカナ表記なので、こんなのはただの考え過ぎか。