NHK青春ラジカセ

最終更新時間:2008年12月10日 01時29分02秒

 こちらこちらにも書いたが、今年の夏、部屋の荷物の整理をしていて、数十本のカセットテープを発見。そこには大昔エアチェックしたNHK-FMの「サウンドストリート」という番組が録音されていた。
 ちょうどその頃、偶然このページを見つけ、NHKの方に連絡を取ると、ぜひ提供されたい、とのこと。
 そこで、2008年7月のある日、埼玉のNHKアーカイブスへ出向き、見つけたテープを担当の方に手渡してきた。

nhk_arc.jpg

 そのとき提供したテープの写真が、こちらのページに掲載されている。
 
 それから数ヶ月がたった2008/11/23、「NHK青春ラジカセ」のサイトが公開された。

 上記のサイトで、1980年代に放送された「サウンドストリート」を聞くことができる。サイトにも但し書きがあるとおり、楽曲部分が削除されているのが残念だが、それでも素晴らしい。
 まだほんの数回分しか公開されていないが、私が提供した分だけでも60回分だか70回分だかの分量があるはず。また、私は'82年から'83年にかけての火曜日分しか提供していないが、NHKの方の話によると、すでに火曜日についてはほとんどの放送分がそろい、その他の曜日についてもどんどん提供されているとのこと。今後、サイトの充実が期待される。
 
 上記のサイトで2008/12/05に公開された(多分私が提供した)「サウンドストリート DJ 坂本龍一 1982.04.27 OA」には、ゲストとして映画「戦場のメリークリスマス」の監督、大島渚が出演している。
 当然、この回も楽曲部分は削除されているのだが、談話部分だけでも充分に面白い。
 大島が「撮影所が膨大なお金をつぎ込んで育てた最後の女優が、浅丘ルリ子、岩下志麻あたりではないか」と言うと、坂本が「『つぎ込む』とは具体的にどういう事をするのか」とたずねる。大島は「もちろん宣伝費にも使うんだが」と断った後で、以下のように応える。

 極端に言えば、こないだまで牛乳屋のおねえちゃんだった女の子にですね、
やっぱりもう、月に、当時で50万とか100万とか、金をやるんですね。
 でも使い道ないわけですよ。遊ぼうにもね、仕事はいっぱいあるから、
ぎゅーぎゅーにスケジュールがあるから、 遊べないわけですね。
 だからもう、非常に困るわけ。
 でも、やっぱりそこを盗んで遊び始めますよね。男もつくわね。
 そういうとこで退廃していくんですね。
 退廃していくとね、人間ってのは、ちょっと、こう、魅力的になっていくんですね。
 だから、たとえば裕次郎さんなんかも、そういう時代の最後のスターだったんだけども、
つまり、あの頃までのスターってのは、みんなそういう、お金があって、遊ぶしかない、
それもやっぱり、あんまりおおっぴらに遊べない、こそこそ隠れて遊ぶ。
 そういうとこで退廃していく中で、なんかこう、魅力が出ていったような気がしますね。
 これはだから、ハリウッドのスターなんかもみんなそうなんじゃないでしょうか。
 膨大にお金があってね、お金の使い道、使う時間がない、みたいなとこからね、
スターが生まれていくような気がしますね。