バレエ・メカニック

最終更新時間:2009年11月23日 13時28分13秒

No Item.

 先日に続いて、本の雑誌から。
 本の雑誌318号(2009年12月号)の「新刊めったくたガイド」、大森望担当部のタイトルは「津原泰水の幻想SF『バレエ・メカニック』をイチ押しだ!」というもの。以下適宜抜粋して引用する。

 この秋は、日本SFの話題作・勝負作が早川書房からどかすか出ている。中でも当欄イチ押しは、待望久しい津原泰水の幻想SF長編『バレエ・メカニック』(早川書房一七〇〇円)★★★★★。

No Item.

 小説の核は、9年前から眠りつづける16歳の少女、理沙。
 ちなみに題名の出典はフェルナン・レジェが1924年につくった実験映画
(およびジョージ・アンタイルの同名曲)だが、
坂本龍一もそれに刺激されて同タイトルの曲をつくり
(中谷美紀「クロニック・ラヴ」の原曲)、
岡田有希子にも(別題で)提供している。
理沙が(四谷で死ななかった)もうひとりの岡田有希子だと思って読むと、中年読者的には妙に感慨深い。

 Wikipediaの記事によると、岡田有希子が所属事務所のサンミュージックが当時入っていた四谷4丁目のビルの屋上から飛び降り自殺したのは1986年。彼女は18歳だった。

 月日が経つのは早い。
 
 なお、大森の文章からはわかりにくいが、まず岡田有希子への楽曲提供(1986/03/21発表のアルバム「ヴィーナス誕生」収録)、坂本龍一自身がセルフ・カバー(1986/04/21発表のアルバム「未来派野郎」収録)、中谷美紀への提供(1999/02/10発表同名シングル)、という順である。

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