誤植三題

最終更新時間:2009年10月03日 21時03分02秒

 大森望「狂乱西葛西日記20世紀remix」を読了。
 355ページ上段5行目、1999年4月3日(日)、大森望が稲城で大河原邦男とシド・ミードの対談の司会を行った後、高田馬場へ移動した際の記述。

 帰りは南部線で立川に出て、中央線経由で高田馬場。

 ここは「南部線」ではなく「南武線」の間違いでしょう。
 この本は大森望の日記サイトをまとめた本なのですが、ウェブ上の記述も「南部線」になってます
 奥付は「二〇〇九年九月一〇日 初版第一刷発行」。これを修正できる二版は出せるか。それともウェブ上の記述のまま修正しないか。
 

 佐々木譲「警官の紋章」を読了。
 277ページ8行目。

いま宮木は、死ぬ直前まで日比野と話をしていたと言っていた。つまり日比野は、追分署が把握するより先に日比野の死を知っていた。

 ここは「つまり日比野は」ではなく、「つまり宮木は」でしょう。
 「警官の紋章」は北海道警シリーズ第三弾。第一弾の「笑う警官」が映画化されたこともあり、「警官の紋章」も売れるんじゃないでしょうか。
 奥付は「2008年12月28日第一刷発行」。二版(角川春樹事務所の本にはどうやら版数表示がないようなので「第二刷」になるんでしょうか)が出たら修正されるでしょうなあ。
 

 三田格監修・編「アンビエント・ミュージック 1969-2009」を読了。
 この本は、スタジオ・ボイス392号(2008年8月号)の特集記事「THE BEST OF AMBIENT WORKS 1978-2008」に、1969年から77年と2009年の10年分と、レコード・カタログを550枚に追加したもの。
 すでに正誤表も差し込まれていますが、192ページ上段、SACK & BLUMMに関する記述が丸ごと、3ページ前のBOARDS OF CANADAのものになっちゃってます。
 奥付は「2009年8月20日 初版第1刷発行」。二版が出たら必ず修正される派手な誤植ですが、二版が出せるほど売れるかなあ。売れてほしいなあ。
 
 以上、誤植を立て続けに見つけたという、ただそれだけの話。