稲妻6とイナズマンと青面金剛

最終更新時間:2009年01月28日 00時39分42秒
稲妻6
徳間書店
坂本 康宏

 坂本康宏の「稲妻6」を読了。「稲妻6(イナズマシックス)」という正義のヒーローが活躍する作品で、なかなか面白かったです。
 著者のブログにもあるように、仮面ライダーをモチーフとした作品なのですが、これを読んで私が思い出したのはイナズマンの方。タイトルに「稲妻」という言葉が含まれていることからも自然な連想でしょう。

Google画像検索で「イナズマン 特撮TV」を検索

 
 作中、稲妻6の外観は「鬼」と形容されているのですが、稲妻6を目撃した老婆は「あれは青面金剛さんじゃ」と語ります。老婆に教えられて主人公が見た、祠に祀られた青面金剛の銅像は、次のように描写されています。

怒りの形相に天をつくように髪を燃え上がらせた鬼のようなその姿は、
なるほど老婆が稲妻6と見間違えたのは無理もない。
背中に生えた六本の腕。それぞれの手には、三叉戟・法輪・剣・弓矢などをもち、
脇に童子を従えて邪鬼を踏みつけにしている。
足下には三猿と二鶏が刻まれていた。

 これを読んでもどうもよくわからなかったので、さっそく検索してみると、以下のような画像が見つかりました。

Google画像検索で「青面金剛 img026」を検索

 
 この青面金剛、なんだかイナズマンに似てませんか?
 青い身体に黄色いマフラーや稲妻の模様に対して、青い(緑ですが)身体に金色の装飾や衣のひだという、それだけと言えばそれだけなんですが……。
 
 Wikipediaの記載によると、イナズマンのデザインは蝶をモチーフにしたものであるとのこと。確かにイナズマンには蝶の触覚らしきものも生えてますし、目も昆虫の複眼っぽい。サナギマンからイナズマンへの変身も、蝶の変態を思わせます。
 が、色が蝶っぽくない青というところ(まあ、青い蝶もいますが)はもちろん、変身の呪文が「強力招来」とか「超力招来」という密教っぽい感じのものであることも、この「イナズマン=青面金剛説」という思いつきを補強するように思えます。
 人に触れ回ると笑われそうなこの「イナズマン=青面金剛説」ですが、自分勝手に思い込むだけなら問題ないでしょう。とか言いながら、ウェブで世界に発信しちゃってますが。