日記/2010-10-4
最終更新時間:2010年10月04日 17時25分02秒
500万下札幌ダート1000mの出目馬券の2010年の結果
少し前、すなわち今年(2010年)の札幌開催の前に、半笑い著「当たり前なのにまだバレていない競馬で勝つためのルール」の第1章の記載を検証してみた。その記載とは、以下のようなものである。
砂スタートのダート戦は基本的には内の1〜4枠が有利な傾向にある。 これを証明する、衝撃的な「枠順の偏り」の事実を記しておこう。 「500万下・札幌ダート1000m」戦では、3連複で「3番、4番の2頭軸→総流し」を1点千円ずつ買い続ければ、06〜08年まで「毎年プラス収支」を計上したうえで、トータルなんと100万円以上儲かっているのだ(編集部注:09年も原稿執筆時─8月23日時点─までの開催ではプラス収支)。
TARGETで2002年から2009年までの期間、上記の買い目の収支を調べてみると、確かに2002年から2009年のトータルでも105万円ほどのプラスとなっていた。
しかし、これはひとえに2006/8/12の7Rで、98470円という馬券が的中しているからであって、もしこの馬券が的中していなければ、プラスの額は67800円になってしまう。
また、この8年間の集計期間中、単年の収支でもプラスになっているのは、03年、06年、07年、08年の4年だけだった。
詳しくはこちらを参照のこと。
この検証結果を見て、今年の札幌開催では馬券を買うのはやめたのだが、果たしてその判断は正しかったのだろうか?
念のため確認してみた。
年月日-R | 頭数 | 馬場 | 1着 | 2着 | 3着 | 3連複配当 | 点数 | 払い戻し | 購入額 | 総購入額 | 総払戻額 | 収支 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010/10/03-4R | 12 | 良 | 3 | 11 | 12 | 3520 | 10 | 0 | 10000 | 115000 | 15500 | -99500 |
2010/10/02-4R | 12 | 良 | 6 | 12 | 5 | 920 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/26-7R | 12 | 良 | 10 | 12 | 6 | 3630 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/25-8R | 12 | 良 | 4 | 2 | 1 | 1050 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/25-6R | 12 | 良 | 9 | 2 | 6 | 5030 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/18-8R | 12 | 良 | 6 | 7 | 5 | 76480 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/12-4R | 8 | 良 | 4 | 6 | 3 | 1040 | 6 | 10400 | 6000 | |||
2010/09/11-7R | 12 | 良 | 11 | 10 | 7 | 11820 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/09/05-10R | 12 | 良 | 4 | 6 | 3 | 510 | 10 | 5100 | 10000 | |||
2010/08/28-7R | 12 | 良 | 1 | 4 | 10 | 29640 | 9 | 0 | 9000 | |||
2010/08/21-7R | 12 | 良 | 2 | 11 | 1 | 243520 | 10 | 0 | 10000 | |||
2010/08/15-7R | 12 | 良 | 9 | 12 | 11 | 11250 | 10 | 0 | 10000 |
2010年もやはり99500円のマイナスだった。
「当たり前なのにまだバレていない競馬で勝つためのルール」の名誉のために、第1章の最後の部分も引用しておく。
以上、ここまでダート短距離を制する絶対的な「5大要素」を見てきたが、はっきり言って重要なのは「(1)先行力」・「(2)調教」・「(3)斤量」。 競馬場によっては「(4)枠順」がそれなりに影響を及ぼし、「(5)実績」は「(1)先行力」〜「(4)枠順」の結果として現れる近走の同条件実績以外はあまり信用できない……というのが結論だ。
枠順(出目)はあくまで4番目に見るべき要素であって、しかもその重要度は上位3要素よりはかなり低い、ということを、あらためて確認した次第。
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