日記/2018-7
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2018-7-7
植村直己の言葉
検索しても引っかかってこないので、植村直己の言葉で、私が好きなヤツを以下に引用する。
「北極点グリーンランド単独行」収録のグリーンランド縦断の手記、最終日の一節から。
私は何かを新しく発見したわけでもない。何かを新しくわれわれの社会へ持ち帰るわけでもない。私の行為は、私の身体に何らかの痕跡を残し、私の心に辛かった、またときに、さわやかだった思い出を残すだけだ。私のやったことが、なにがしか意義のある行為と呼べるものであったとしても、私は、相も変わらぬ私にすぎず、勝手気ままな夢をいだき、夢の実現にむかって前進するほか能のない人間なのだ。
この後、植村は遭難死して、ある意味で、勝手気ままな夢のような人生を全うするわけだが、そんなことは知るよしもない、ティーンエイジャーだった私は、この言葉から自身の未来を信じる勇気をもらったのだった。