日記/2012-6
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2012-6-30
小松左京映画の思い出・続
2011/07/30「小松左京映画の思い出」に以下のように書いた。
6、7年前、今はなき月刊アスキーに小松左京のインタビューが載っていて、なかなか興味深く読んだことを思い出しました。なかでも、60年代の東宝で「日本アパッチ族」映画化計画があったという話は面白かった。監督岡本喜八、コンペ方式でシナリオまで上がっていて、キャストにクレージーキャッツ。うおー、なんで撮らなかったんだろう、この映画。
本の雑誌349号(2012年7月号)の高橋良平「日本SF戦後出版史 アパッチ族と『日本三文オペラ』の巻」に、この謎の回答が記されていた。
その一方、映画化の話はよく知られており、東宝が森田信企画、岡本喜八監督で進めていた。脚本は(中略)山田信夫氏で、その決定稿が<シナリオ>六四年十一月号に掲載された。がしかし、こちらも日の目を見なかった。 なぜか。『小松左京セレクション2 時間エージェント』(ポプラ文庫・二○一○年九月刊)の「あとがき シュールな笑い」で、小松さんはこう回顧している。 <いまから思えば、山田さんの脚本と岡本喜八監督の組み合わせだったら、さぞや面白い映画になったのではないか、と思われるでしょう。しかし一九六○年代の東宝では、シュールなアニメっぽい作品にする手法も確立しておらず、反体制的な色合いの濃い映画になりかねませんでした。私はそれがいやでした。したがって、私の方からこの脚本での映画化を断ったのです。そのかわり、平井和正さんにもっとシュールでハチャメチャで奇想天外な映画になるように脚色を依頼しました。しかし平井さんも忙しく、結局、映画は実現しませんでした>
2012-6-20
馬の尾
最近出た(奥付によると2012年5月25日発行)須田鷹雄監修「『勝つための競馬』きほん事典」の第4章「直前確認 データ&自分の目で馬の調子を見抜く」、「パドックでのチェックポイント5 馬の動作の意味を推測する」「尾と尻から見抜く」の節には、以下のような記載がある。
尾が持ち上がっている 尾がつけ根からだらんと垂れ下がらず、根元が少し持ち上がった状態。一般に尾離れがよいと呼び、馬の調子がよく、体の隅まで力がみなぎっている時によく見られる様子だ。さらにリズミカルに尾を振っていれば、より好材料。
しかしながら、1996年3月25日発行の伊藤友康著「競馬 馬の見方がわかる本」には、全く正反対のことが書かれている。「二章 パドックで出走馬を見る」の「目のつけ所11 馬の『しぐさ』からわかること」には、こう書かれている。
尾の姿や動きには注目の必要なし 尾についての評価というのは一章で説明したように、握って動かしてみなければわからないと思う。もちろんパドックでそういう真似はできないから、私がパドックを見る時にはほとんど尾に注目することはない。 「尾離れがいい」などと言って、尾が持ち上がって尻から離れている姿をよしとする見方があるようだが、それは腰の形や尾のつき方によっても違うだろうし、また馬自身の癖もあると思う。確かに相手を威嚇する場合などに尾を立てることがあるだろうが、競争はそういう場合とは違うはずだ。比べてみれば確かにペッタリと垂れた尾よりは、多少持ち上がっている方が元気があるように見えるが、それが気合いと関係しているとは思えない。 それから「ゆったりと尾を振りながら歩いているのはリラックスの現れ」という説も聞く。しかし、落ち着いている馬にはあまり尾の動きはないと思う。馬は苛立っている時に尾を振るので、イレ込んでジタバタしている馬は尾も振っているだろう。また、幼さの残る馬には尾を振る傾向がある。牧場では常にそうやってアブやハエを追い払っていたのだろう。だから、これから訓練を受ける若馬などはよく尾を振っているものだ。しかし、競馬場にはほとんどアブやハエはいないし、レースに向かって集中していればそんなしぐさはでないはずだ。
ことほど左様に馬を見るのはむずかしいということか。
2012-6-10
熱き星たちよ
横浜DeNAベイスターズの球団歌「熱き星たちよ」。
今年(2012年)の春先にこの歌を聴いたとき、サビの部分の歌詞が「横浜ベイスターズ」から「DeNAベイスターズ」に変更されていることに気づき、「ああ身売りされるとはこういうことか」と思った。
しかしながら、ベイスターズの得点時にスタンドのファンがこの歌を歌うときにはいまだに「横浜ベイスターズ」と歌っているようだ。
そのことに今さらながら気づいた次第。