日記/2008-8
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2008-8-31
THE BEST OF AMBIENT WORKS 1978-2008
スタジオ・ボイス392号(2008年8月号)の「THE BEST OF AMBIENT WORKS 1978-2008」をリストにしてみました。
「洋楽オルタナティヴ・ミュージック・ベスト100」同様、各ページに、AmazonSearch プラグイン、YouTubeSearch プラグイン、YahooWebSearch プラグインでの検索結果を表示しています。AmazonとYahooは「ミュージシャン名+アルバム名」で、YouTubeは「ミュージシャン名+α」(ミュージシャン名のみの場合もあり)での検索結果になっています。
それぞれの検索結果が、もひとつ的外れな場合もあるかと思いますが、勘弁してください。
「THE BEST OF AMBIENT WORKS 1978-2008」では、1978年のBrian Eno 「Ambient 1:Music For Airports」 から始まるアンビエント・ミュージックの歴史を、以下のように10年ごとに区切り、
- 1978-1987 クラシック・アンビエント・エラ
- アンビエントがその輪郭を確定する10年
- 1998-1997 クラブカルチャー・エラ
- クラブカルチャーとリンクして発展する狂騒の10年
- 1998-2008 エレクトロニカ/ドローン・エラ
- エレクトロニカとの相互干渉、オルタナへの浸食(ドローンとの接近)と、変化を続ける10年
選者が誰なのか、いまひとつはっきりしないのですが、解説文を書いているのは、DJヨーグルト、國枝志郎、飯田一史、吉本秀純、今村健一、小柳カヲル、松山晋也、畠中実、岡本俊治、原雅明、三田格、南部真理、渡辺健吾、水越真紀、楠見清、西山伸基、小野田雄、ばるぼら、磯部涼、湯浅学、大石始、柳沢祐至、近藤康太郎の各氏。
このセレクトだけでなく、インタビューやコラムも盛りだくさんで、なかなか読み応えのある企画です。
特に、回答がことごとく素っ気ないメール・インタビュー「坂本龍一に訊く『環境/音楽』」が面白い。
問:ソーシャルな環境音楽が可能だとして、それはやはり工学的なものなのでしょうか。 答:「工学的」という意味が分かりません。 問:環境音楽は空間工学的に機能する(空間を意味づけ操作する)と思いますか。 答:さあ…よく分かりません。 問:坂本さんのお作りになる環境音楽は、あえていえば、個人化する音楽ですか、 それとも社会化する音楽ですか。 答:さあ、あえて「環境音楽」を作ろうと思ったことがないので、分かりません。
こんなのばっかり。このかみ合わない感じが、いい味出してます。
同じ雑誌、ライターもかぶっているので、セレクトもかぶって当然ではあるのですが、「洋楽オルタナティヴ・ミュージック・ベスト100」とかぶっているのは、以下の4枚のアルバムです。
また、アルバムは異なりますが、Aphex Twinも両方でセレクトされています(「Classics」と「Selected Ambient Works 85-92」)。
Page | Artist | Title | Label | Year |
---|---|---|---|---|
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1978 | BRIAN ENO | Ambient 1:Music For Airports | EG | 1978 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1979 | STEVE HILLAGE | Rainbow Dome Musick | SUBURBS of HELL Records | 1979 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1980 | JON HASSELL / BRIAN ENO | Possible Musics Fourth World Vol.1 | EG | 1980 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1981 | S.Y.P.H. | S.Y.P.H. | Pure Feude | 1981 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1982 | SOFT VERDICT | Vergessen | Les Sisques Fu Crepuscule | 1982 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1983 | MAURIZIO BIANCHI | The Plain Truth | Broken Flag | 1983 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1984 | MANUEL GOTTSCHING | E2E4 | Inteam GmbH | 1984 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1985 | HARUOMI HOSONO | Mercuric Dance | Monad | 1985 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1986 | THE BULGARIAN STATE RADIO & TELEVISION FEMALE VOCAL CHOIR | Les Mystere Des Voix Bulgares Vol.1 | 4AD | 1986 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1987 | ARTHUR RUSSELL | World Of Echo | Upside Records | 1987 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1988 | DOUGLAS | Beauty Report Vol.1 | SUBURBS of HELL Records | 1988 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1989 | MATERIAL | Seven Souls | Virgin | 1989 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1990 | THE KLF | CHILL OUT | KLF Communications | 1990 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1991 | THE ORB | ADVENTURE BEYOND THE ULTRAWORLD | Big Life | 1991 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1992 | APHEX TWIN | Selected Ambient Works 85-92 | Apollo | 1992 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1993 | PETE NAMLOOK & MIXMASTER MORRIS | Dreamfish | Rising High Records | 1993 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1994 | GLOBAL COMMUNICATION | 76:14 | Dedicated | 1994 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1995 | SUN ELECTRIC | 30.7.94 Live | Apollo | 1995 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1996 | STARS OF THE LID | The Ballasted Orchestra | Kranky | 1996 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1997 | KAN TAKAGI | ARTMAN | 東芝EMI | 1997 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1998 | BOARDS OF CANADA | The Music Has The Right To Children | Warp | 1998 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/1999 | SACK & BLUMM | Sack & Blumm | Tomlab | 1999 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2000 | SND | STDIO | Mille Plateaux | 2000 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2001 | FENNESZ | Endless Summer | Mego/P VINE | 2001 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2002 | BEEQUEEN | Ownliness | Infraction | 2002 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2003 | TIM HECKER | Radio Amor | Mille Plateaux | 2003 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2004 | BOREDOMS | Seadrum | WARNER MUSIC JAPAN | 2004 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2005 | MY CAT IS AN ALIEN | Different Shades Of Blue | A Silent Place | 2005 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2006 | GROWING | Color Wheel | Troubleman Unlimited | 2006 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2007 | DALE BERNING | The Horse And Camel Stories | flau | 2007 |
THE BEST OF AMBIENT WORKS/2008 | OF | The Sun & The Earth Together | Ultra Hard Gel | 2008 |
2008-8-30
YouTubeSearch プラグインの埋め込み無効対応
YouTubeSearch プラグインですが、得られた検索結果は常にページ内で再生する埋め込み動画として取り扱っていました。
しかし、「リクエストによる埋め込み無効」が指定されている動画を、埋め込み動画として再生しようとすると、すでにデータが削除されている動画と同じ We're sorry, this video is no longer available. とのメッセージが表示されるだけで再生できません。
そこで、「リクエストによる埋め込み無効」が指定されている動画については、サムネイル画像およびその動画のYouTubeのページへのリンクを表示することにしました。指定されていないものについては従来通り埋め込み動画として表示します。
2008-8-24
Yahoo!Webサービスを利用したプラグインのリクエストURLの変更
Yahoo!Webサービスを利用したプラグインについて、以下のような変更を行いました。
- Yahoo!検索、Yahoo!カテゴリのWebAPIドメイン変更のお知らせに伴い、YahooWebSearch プラグイン、YahooImageSearch プラグイン、YahooLocalSearch プラグイン、YLSMap プラグイン、YLSAlps プラグイン、Tdyws プラグインのリクエストURLを変更。
- YahooMap プラグイン、YLSMap プラグインで用いているJavaScript版地図APIをVersion 1からVersion 2に変更。
2008-8-23
JRA
北京オリンピック期間中の阪神タイガースのリリーフ陣は、いわゆる JFK に代わって、以下の3人からなる布陣となりました。
- ジェフ・ウィリアムス Jeff Williams
- クリス・リーソップ Chris Resop
- スコット・アッチソン Scott Atchison
ジェフ・ウィリアムスの J、クリス・リーソップの R、スコット・アッチソンの A をとって、この三人組を JRA と称するんだそうで。
JFKの時も不思議だったのですが、なぜウィリアムスからは名前の J を取ってるのに、リーソップとアッチソンからは名字の R、A を取ってくるのか。ウィリアムスも名字からもってきた W でもいいし、逆にリーソップやアッチソンもそれぞれ C、S でもいいのではないか。
単純に語呂の問題なんだろうとは思うのですが、じゃあ、この3人の頭文字の組み合わせで作られる3文字のアルファベットの略称に、なんかもっといいのはないのか、調べてみました。
下の表は、それぞれの3文字のアルファベットの略称のウィキペディアへのリンクをまとめたものです。背景に色がついてるものは、2008/08/23現在、ウィキペディアに該当する記事がないもの。
JCS | CSJ | WSC | AJC | WRA | RAW | CWA | SRW |
JCA | CSW | WSR | AJR | WRS | RAJ | CWS | SRJ |
JRA | CAW | WAR | AWR | JSC | SJC | RJS | ACJ |
JRS | CAJ | WAC | AWC | JSR | SJR | RJA | ACW |
WCS | RSJ | CJS | SCJ | JAR | SWR | RWA | ARW |
WCA | RSW | CJA | SCW | JAC | SWC | RWS | ARJ |
WAR なんかだめなんでしょうか。「戦争トリオ」とか。不謹慎か。
JAC なんかもいいんじゃないかと思ったのですが、ウィキペディアの記載によると、ジャパンアクションクラブって、今では社名変更してるんですね……。
こうしてみると、確かに JRA が一番知名度が高いものなんでしょうかね。
日本中央競馬会が JRA という略称を用い始めたのは、80年代に入ってからではないかと思います。シンボリルドルフか、あるいはもう少し後の、オグリキャップが一世を風靡していたころから使い始めたのでは。それまでは略称ではなく「日本中央競馬会」ときちんと名乗るか、ローマ字綴りの略称 NCK を使っていたように記憶しています(ウィキペディアによるとNCKからJRAへの正式変更は1987年)。
少なくとも、70年代に JRA と言えば、日本赤軍を意味する略称でした。
ああ、昭和も遠くなりにけり。なんじゃそりゃ。
2008-8-16
座賀島
2008/08/10(日)、11(月)、12(火)撮影