日記/2016-4-30より前の5日分

2015-5-16

PT3とHP ProLiant MicroServerで録画PC

 

 この 黄金週間ゴールデン・ウィーク (2015年5月初め)に、PT3とHP ProLiant MicroServerで、録画PCを仕立ててみた。基本的には「ubuntu+epgrec(UNA版)+pt3環境構築」に書いてある手順どおりにコトを進めたが、いくつか詰まったところもあったので、その点だけ補足しておきたい。

購入したもの

No Item.

 HP ProLiant MicoServerはPT3で録画サーバーを仕立てる際の定番商品だが、HDD容量が500GBとやや心許ない点に注意が必要である。私の場合は、録画したデータをすでに持っているNASに転送してはすぐに消すという運用を行うつもりだったので、これでよしとした。また、上記Amazonのリンクの商品はメモリが4GBだが、私はNTT-Xで、別に4GBメモリがセットになった数量限定メモリセット(2015/05/16現在完売)を買った。
 PT3はAmazonでなんなく入手できた。
 ICカードリーダーは、Amazonで高値がついているSCR3310-NTTComをわざわざ買わなくても、後継機種であるこのCLOUD2700-NTTComで問題ない。なお、B-CASカードは、以前買ったが不安定で全然使えなかったWindows用TVカードに付いてたものを流用した。
 ディスプレイケーブルだが、HP ProLiant MicoServerはビデオ出力としてアナログD-Sub端子しか備えていない。デジタルのケーブルなら何本も余っていたのだがアナログのケーブルは手持ちに無く、いまさらD-Subかよ、と思いながら購入。
 盲点だったのがこのコンセントの3P->2P変換アダプタ。私が購入したHP ProLiant MicoServer付属の電源ケーブルは3P用のもので、そのままでは自宅のコンセントに差し込むことができず、慌てて近所のビックカメラに買いに走るハメに。

USBメモリからUbuntuServer14.04をインストール

 必要なものがそろったので、「ubuntu+epgrec(UNA版)+pt3環境構築」を見ながら作業を進めた。
 同ページにリンクのある「Ubuntu14.04 LTSのインストールと初期設定(全体的にスクリーンショットで解説)」には、「WindowsやMACでDVDに焼き付けて、そのDVDをDVD-ROMドライブに入れた後にマシンを起動させます」とあるのだが、残念ながらHP ProLiant MicroServerは光学ドライブを備えていない。
 そこで、USBメモリからのインストールを試みた。
 まずは「Download Ubuntu Server」からubuntu-14.04.2-server-amd64.isoをダウンロード。
 次にWindowsマシンのVirtualBox内で動作させた、Ubuntu15.04の「ブータブルUSBの作成」(コンソールから「usb-creator-gtk」で起動する)で、インストール用のブータブルUSBを作成。
 ところが、作成したブータブルUSBでHP ProLiant MicoServerを起動すると、以下のようなメッセージを吐いて止まってしまう。

SYSLINUX 4.04 EDD 20110518 Copyright (C) 1994-2011 H. Peter Anvin et al
Unknown keyword in configuration file: gfxboot.c32: not a COM32R image
boot:

 ここで「boot:」というプロンプトに対しては、慌てず騒がず「install」と入力すればOK。その後は滞りなくプロセスが進み、無事UbuntuServer14.04をインストールすることができた。

J:COM東関東のチャンネルコード

 「ubuntu+epgrec(UNA版)+pt3環境構築」にはいっさい記載がないが、epgrecのインストール後、config.phpの冒頭部分の$GR_CHANNEL_MAPに、地上デジタル放送の居住地域に応じたチャンネルコードを設定する必要がある。この設定については、「録画予約システムepgrec」の「epgrecのインストールと設定 」に詳しく記されており、居住地域に応じたチャンネルコードについては、「マスプロ電工の相談窓口などを参考にすると良いでしょう」とある。
 ところで私はJ:COM(エリアはJ:COM東関東)に加入しており、地上デジタル放送はJ:COMから再配信されたものを視聴している。J:COMは再配信時にチャンネルコードを変更しているらしく、上記のマスプロ電工のサイトにあるPDFを見て居住地域のチャンネルコードを設定しても、一部のチャンネルのEPG情報を取得できず、録画も行うことができなかった。
 どうしたものかと思ったが、なんのことはない、WikipediaJ:COM東関東のページに、再配信時のチャンネルコードが記されていた。
 参考までに、J:COM東関東に対応した、epgrecのconfig.phpの$GR_CHANNEL_MAPの設定を以下に記しておく。

$GR_CHANNEL_MAP = array(
        'GR27' => '27',         // NHK
        'GR26' => '26',         // 教育
        'GR25' => '25',         // 日テレ
        'GR22' => '22',         // 東京
        'GR21' => '21',         // フジ
        'GR24' => '24',         // テレ朝
        'GR23' => '23',         // テレ東
        'GR20' => '20',         // MX TV
        'GR15' => '15',         // TVK
        'GR18' => '18',         // 千葉
        'GR14' => '14',         // 大学
);

cronでrsyncして録画データをNASに転送

 先に書いたように、HP ProLiant MicoServerで録画したデータは、すでに持っているNASに転送してはすぐに消す、という運用を行っている。
 具体的には、cronで毎朝4時にrsyncして録画データをNASにコピーし、録画してから5日たった録画データは消す、という操作を行っている。なお、rsyncする時にパスワードを聞かれないよう、あらかじめsshの公開鍵認証の設定が必要

root@ubuntu-hp-proliant:/root# crontab -l
0 4 * * * /root/rsync.sh >> /var/log/rsync.log
root@ubuntu-hp-proliant:/root# cat rsync.sh
#!/bin/bash
echo -n "BEGIN "
date
echo "RSYNC"
find /var/www/epgrec/video/ -mtime -1.2 -name "*.ts" -exec rsync -auvz '{}' username@192.168.0.X:/volume1/video/ ';'
echo "DELETE"
find /var/www/epgrec/video/ -mtime +4 -name "*.ts" -exec ls -ltr '{}' ';'
find /var/www/epgrec/video/ -mtime +4 -name "*.ts" -exec rm -f {} ';'
echo -n "END "
date
echo " "

 単純にrsyncすると、見終わってNASから削除した録画データが再びHP ProLiant MicoServerから転送されてしまい、「あれ、この番組、NASから消したはずなのに、なんで消えてないの?」という事態に陥ってしまう。そこで、findでその日録画したファイルだけを抜き出してrsyncしている。1日分ではなく1.2日分を抜き出しているのは、rsyncしている最中に録画している番組があった場合のことを考慮してのこと。


2014-11-8

ラジ「キャトル」・続

 

rajie.jpg

http://bridge-inc.net/rajie/

 とうとうラジの「キャトル」がCD化されました!
 同時に「アコースティック・ムーン」「真昼の舗道」もCD化。2014/09/27に発売されていましたので、いまさらなのですが、復刻されていたことに全然気づいておらず、遅ればせながら、やっと入手しました。LPは持ってるのですが、やっぱりCDは便利ですから。
 「HEART TO HEART」「LOVE HEART」と合わせて、これでCBS SONY時代のアルバムはすべてCD化されたことになります。あとは東芝EMIで出た「午後のレリーフ」「Espresso」のCD化が待たれます。


2014-9-30

ウルトラマンコスモス

 

ultramannko.jpg

 

2014-6-20

ロッコウオロシ

 

 2014/06/15(日)函館5R新馬戦に出走してきたクリノテツマン(7着。ちなみに同レース出走同馬主のクリノヤクマンは2着)の父の名前はロッコウオロシ。どうやら今年の新種牡馬らしいが、阪神ファンの私としては気になる馬である。
 その血統は以下の通り。

5代血統表 ロッコウオロシ

牡 6歳    (父 6歳・母 12歳時産駒) 2008年 栗毛 (米)
Hurricane Run

 2002年
Montjeu

 1996年
Sadler's Wells

 1981年 (米)
Northern Dancer
 1961年
Nearctic
Natalma
Fairy Bridge
 1975年
Bold Reason
Special
Floripedes

 1985年
Top Ville
 1976年
High Top
Sega Ville
Toute Cy
 1979年
Tennyson
Adele Toumignon
Hold On

 1991年
Surumu

 1974年
Literat
 1965年
Birkhahn
Lis
Surama
 1970年
Reliance
Suncourt
Hone

 1974年
Sharpen Up
 1969年
Atan
Rocchetta
Lucy
 1966年
Sheshoon
Laverock
Quatre Saisons

 1996年
Homme de Loi

 1989年
Law Society

 1982年
Alleged
 1974年
Hoist the Flag
Princess Pout
Bold Bikini
 1969年
Boldnesian
Ran-Tan
Our Village

 1976年
Ballymore
 1969年
Ragusa
Paddy's Sister
Epona
 1969年
Le Levanstell
Astridama
American Order

 1987年
Slew o'Gold

 1980年 (米)
Seattle Slew
 1974年
Bold Reasoning
My Charmer
Alluvial
 1969年
Buckpasser
Bayou
Exclusive Order

 1979年
Exclusive Native
 1965年
Raise a Native
Exclusive
Bonavista
 1964年
Dead Ahead
Ribotina

 「田端到・加藤栄の種牡馬事典2014-15」の「はじめに」によると、毎年新種牡馬の扱いに悩むがやはり産駒がたくさんいる(≒種付け頭数が多い)ものを大きく扱うことになるとあり、

 が、そこで種付け数を調べていくと、時々、驚かされる馬が出てくる。
 ロッコウオロシ……1年目40頭、2年目51頭。
(中略)
「え、ロッコウオロシ? 聞いたことないけど輸入種牡馬? でも名前は日本語だぞ」

 そこでさっそく同書でプロフィールをチェックしてみた。

●現役時代
 未出走。2歳時に競走馬として輸入されたが、デビュー目前に迫った秋に右前脚種子骨を骨折。全治1年以上かかることから競走馬としての復帰を断念し、翌春から種牡馬生活に入ることとなった。

 競走馬時代のロッコウオロシの馬主は、アポロの冠名でおなじみの菅原太陽氏(太陽だからアポロか)。阪神ファンかどうかはよくわからないが(父ハリケーンランからの単なる連想馬名かも)、東京を中心に墓地墓苑開発を行う五稜グループを率いている。最近ではアポロサラブレッドクラブとして馬を走らせているようだ。現在のロッコウオロシ同クラブ所属
 TARGETで調べた、2014/06/20時点で馬名が決まっている中央のロッコウオロシ産駒は以下の15頭。うち9頭がアポロの冠号を持つ馬。

馬名性齢厩舎母名馬主生産者生産地
クリノテツマン牡2(美)石毛善彦メイプレンピーチ栗本博晴堤牧場新冠町
アポロムサシ牡2(無)フロントアクセス中本隆志新冠町
アポロパトリック牡2(無)キタノオペラ三輪幸子日高町
オクラクオウ牡2(無)プリンセスレール萩澤俊雄新ひだか町
アポロクラウド牡2(美)堀井雅広アポロファンタジーアポロサラブレッドクラブ前田宗将新ひだか町
マタンギ牡2(無)アポロクイック山際牧場新ひだか町
アポロフリューゲル牡2(無)ケンエンデバーへいはた牧場新ひだか町
アポロサッソウ牡2(無)ヤマノケントップ酒井亨新ひだか町
アポロマギーア牝2(無)タカイチフラワーカネツ牧場日高町
アポロポピー牝2(無)アポロライラ原田牧場日高町
ザキス牝2(美)手塚貴久ハチノヨウニサスミルファーム前田宗将新ひだか町
アポロキスミー牝2(無)アポロパーフェクト山際牧場新ひだか町
ロコロコロッコー牝2(無)オメガマイバブー荒谷輝和新ひだか町
サンセドナ牝2(美)伊藤伸一ソニャトーレ加藤信之漆原武男新ひだか町
アポロオウレン牝2(美)岩戸孝樹カサブランカリリーアポロサラブレッドクラブ真壁信一むかわ町

 前掲書による産駒の予想は以下の通り。

(前略)
本馬は母がリボー6・5x5の血統背景。不気味さが漂う。北の2600で勝ち上がった産駒の一頭でも菊花賞に駒を進めればしめたもの。母にリボーが入ればなお良し。2歳戦や3歳春クラシックはサンデーサイレンス系にくれてやれ。秋には浪速のど根性を見せてやる。酒や、酒や、酒こうてこい。

 上記の15頭で母系にリボーが入るのは牝馬のザキスのみ(8・7・7x7)。
 ちなみに、ザキスの母ハチノヨウニサスも競走馬時代の馬主は菅原さん。ザキス自身の馬主は菅原さんではないが、上記15頭中3頭は自分の名前も母の名前もアポロで始まる馬で、まさにリアル・ダビスタである。

 果たして、菊花賞に出てくるような産駒は現れるのか。今後も注目していきたい。


2014-5-13

ゼファー魂・続続続

 

 今日(2014/05/13)、たまたまザッピング中に目に飛び込んできたのは、東京MXで中継されていた東京シティ競馬、大井競馬場のパドックに掲示された「ゼファー魂」の横断幕。
 これは、11Rの「'14メトロポリタンメイカップ」に、ヤマニンゼファー産駒ヤマニンアルシェが出走しているため。
yamaninarchet.jpg
 ここまでヤマニンアルシェは「2-0-0-20」と普段は着外でごくたまに突き抜けるという極端な戦績。1000万に昇級してからは8着、12着、9着、16着と不振をかこってきた。心機一転、初めて地方競馬に遠征、大井のB1選定馬準重賞ではいかにも家賃が高いと思われたが、ここは気迫の4着で掲示板を確保した。
 ヤマニンアルシェには最後のヤマニンゼファー産駒として今後もぜひがんばってほしい。
 
 TARGETで調べたところ、2014/05/13時点での中央現役のヤマニンゼファー産駒はヤマニンアルシェが1頭いるだけ。
 母父ヤマニンゼファーは以下の6頭。

馬名性齢調教師名着度数収得賞金種牡馬名母名馬主名生産者名
ヴァンクレメンツセ3黒岩陽一0-0-0-30パーソナルラッシュイケタイトル日下部勝徳森俊雄
ハクユウカンベエ牡3作田誠二1-1-1-0400マイネルラヴロイヤルキャリーH.Iコーポレーション若林武雄
ヤマニンボレアル牡3蛯名利弘0-0-0-50フサイチコンコルドヤマニンロータス土井肇廣田伉助
ワイエムポーター牡3高橋義忠0-0-0-40ゴールドアリュールメイショウマキバコサンライズ日西牧場
ヤマニンメンヒル牡5柴田政見3-2-1-12950スウェプトオーヴァーボードヤマニングロッシー土井肇廣田伉助
ヤマニンガーゴイル牡7柴田政見3-7-4-25950トウカイテイオーヤマニングロッシー土井肇廣田伉助
 母母父ヤマニンゼファーとして、父チャクラ、母ドナラークのサイクルヒッターという2歳牡馬が登録されている。

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